最先端研究開発支援プログラム(FIRST)「低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発」研究成果発表国際シンポジウム

ご関係各位

最先端研究開発支援プログラム(FIRST)「低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発」
中心研究者 東大先端研 瀬川浩司

 当プログラムの研究成果発表国際シンポジウムが以下のとおり開催されます。2月5日は東大本郷、2月8日は東大駒場での開催です。詳細はご案内ポスターとプログラムをご覧ください。

2月5日は、小宮山宏東大前総長の基調講演をはじめ、今話題のペロブスカイト太陽電池などについて内外の研究者が最新の内容を発表する研究者向けのシンポです。

2月8日は、2000年ノーベル化学賞受賞の白川英樹先生をはじめ、2004年日本国際賞受賞の東京理科大学学長藤嶋昭先生、2010年ミレニアムテクノロジー賞受賞のマイケルグレッツェル先生の講演があります。内容は、高校生、大学生を中心とした一般向けの内容で、応募者多数の場合は学生を優先させていただきます。
申し込みは、必ず事前に以下のホームページからお願いいたします。

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2月5日(水)「有機系太陽電池が拓く未来」
HP
ポスター
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2月8日(土)「太陽エネルギー利用に向けた化学の挑戦」
HP
ポスター

第二回用途開拓シンポジウム

 有機系太陽電池の用途開拓に関わるシンポジウムも第二回の運びとなりました。2012年7月にわが国も、固定電力買取制度(日本版FIT)を開始し、太陽電池の導入に弾みがついています。一方、欧州では、FIT導入10年余の歴史から、太陽光発電の導入には成功したものの、再生エネルギー拡大政策で電力価格が想定以上に上昇し、社会問題に発展する兆しがあります。経済成長と温暖化ガス排出削減の両立には、関係する人々がそれぞれの立場で画期的な発明や技術革新に取り組む必要があります。有機系太陽電池は、発明や技術革新に値する有望な候補とされ、昨年も技術的には大きな飛躍がありました。一方で有機系太陽電池をルーツとするペロブスカイト太陽電池も、効率が日々更新されており、効率向上のとどまる気配がありません。そんな激動する情勢の中、各界の第一人者をお招きし、それぞれのお立場で太陽電池の用途開拓に関わる講演をお願いしております。本シンポジウムが、有機系太陽電池に関係するビジネスの明日へのヒントになればとの思いから、シンポジウムを下記要領で開催します。 奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。

■開催日時 2014年2月20日(木) 13:30-18:10
(意見交換会:18:10-19:30)
■開催場所 東京大学 先端科学技術研究センター 産学連携新エネルギー研究施設
3号館南棟(環境エネルギー棟)1階 ENEOSホール
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html
■主催 有機系太陽電池技術研究組合(RATO)
■参加費 RATO加入会社、大学関係者・・・無料
一般(意見交換会含みます)10,000円 (当日に徴収)
■定員 100名(メールでの参加申し込み受付先着順)
■参加申し込み ご参加を希望される方は、下記[1]-[6]をご記入の上、有機系太陽電池技術研究組合事務局[E-mail:goi@eco.c.u-tokyo.ac.jp]へ 
  [1]ご氏名とフリガナ
[2]ご所属・役職
[3]連絡先住所
[4]電話番号
[5]E-mailアドレス
[6]意見交換会のご出席について(ご出席かご欠席を明記してください)

プログラム

13:30-13:40 開会挨拶
13:40-14:30 講演(1)
「太陽光発電市場の現状と展望」
株式会社 資源総合システム 調査事業部長  貝塚 泉様
14:30-15:20 講演(2)
「フレキシブル有機薄膜太陽電池の開発と今後の展開 」
三菱化学株式会社 理事 情報電子本部 OPV事業推進室長 山岡 弘明様
15:20-15:30 コーヒーブレーク
15:30-16:20 講演(3)
「有機系太陽電池とセンサネットワーク」
ローム株式会社 デバイスソリューション研究開発ユニット チームリーダー 奥 良彰様
16:20-17:10 講演(4)
「都市型超高層オフィスビルにおける太陽電池とマイクログリッドの運用実績」
清水建設株式会社設計本部 設備設計部2部 設計長 湊 敦様
17:10-18:00 講演(5)
「未来へつなぐ太陽エネルギー ~有機系太陽電池に期待すること」
東京大学客員准教授、国際環境経済研究所理事 松本 真由美様
18:00-18:10 閉会挨拶
18:10-19:30 意見交換と交流会( 隣接の3号館2Fホールを予定しております )