RATOの活動内容

1. 材料・セル・製造プロセスの開発および設計

組合員および参加企業（材料メーカー等）が開発する各種の有機系太陽電池材料を用い、光電変換効率と耐久性を両⽴するセルの開発および性能評価を行い、最適なセル構造を研究します。また、セル製造プロセスで必要となる設備を調査し、セル設計要件を満たし、低コスト化が可能な行程を設計します。

2. 実用化促進のための周辺活動

○認証データ計測機関設設立の支援

国内で認証データ取得機関の設立を目指している機関と連携し、得られた分析･評価結果、解析理論に検討を加え、信頼性の高い評価方法を検討することで、認証データの質を保証するための技術支援を行います。
○国際規格の推進
日本国内の企業や研究機関に加え、海外メーカーや国際機関とも十分連携しつつ、必要な情報収集を行い、国際規格を目指した活動を行います。
○用途開拓に係わる調査・宣伝活動
有機系太陽電池の市場を育成するため、幅広いユーザーを⾒据えた用途開拓を進め、試作品の無償提供も含めた普及活動や各種の機器への試験適用を行います。さらに、国内外の太陽電池市場動向に関する調査、解析を行う。国内外での普及に向けたシンポジウムの開催および用途開拓にむけて学会並びに展示会等に参加し、有機系太陽電池の特徴を活かせる新規市場開拓に取り組みます。